
少々幾つかくよくよと。
陽にあたった方が良さそうな心模様だったので、
近所をぐるっと散歩した。
私の場合、歩いている時の方が落ち着いて物事を考えられるから。
眩しく咲いていた花もそろそろ色褪せはじめ、しおれたものも目に付く。
夏の終わりは毎年、なんとも寂しい。
けれどその下に少しずつふっくらと、実を結び始めたものもある。
終わりばかりじゃない。
残るものも、確かにある。
稲穂色の大きなわんこに出会った。
とても静かに、でもぺったりとくっつくのがとても可愛らしい。
飼い主さんが言う。とても甘ったれで寂しがりなのだと。
足が痺れ、ぼちぼち、と腰を上げようとすると、
膝に乗せていた撫でていない方の腕を、前足でしっかり抑え込む。
ひんひんと鼻を鳴らす。
そんな事を繰り返して小さなみみず腫れが沢山出来た/笑
私は昔から気持ちがざわついた時の整理を、あまり人に求めない。
別に人が嫌なのではない。
動物や自然を介して折り合いをつけるのは、子供時代からの癖である。
学校や家で何かあった時は、近所の『チビ』や『リン』に会いに行っていた。
静かに寄り添い時折ぼそぼそ喋っては、空の色や花の色を眺め、季節の香りを嗅ぎ、
彼女達の横顔や美しい睫毛を眺めて小一時間。
それでだいたいは、落ち着いた気持ちになっていた。
彼女たちはもうこの世の子ではないけれど、今もかけがえのない女友達だ。
(チビは夢枕に立ってくれたが、その話はまた別の機会に。)
でも彼女達が去ってからは、そういった会いにゆける外犬さんは見つからなくて。
飼い主さんは構って下さってありがとうとおっしゃったけれど、
本当にありがとうなのは此方の方である。
稲穂色のゴールデンさんもまた、女の子であった。
ご迷惑でなければまた、時々逢いに行きたいな。
(
W43CA・携帯カメラにて撮影)
-------------------------------------------------------------------
FC2 Blog Ranking [別窓]ブログ村・心象風景写真 [別窓]